皆様、こんにちは
さてさて、今日は前回にひきつづきクリナップさん工場見学後半です。
前回はキッチンのキャビネット、バスルームの構造…
ここまで書かせていただきましたね!
今日は
ステンレスの未来を感じる展示館と“手しごと8割”のシンクの製造現場、
現場でしか知れない感動を、今日も心をこめて綴りますね
ステンレス加工センター:色が変わるステンレス!?
最後に訪れたのが「ステンレス加工センター」。
ここでは、“色が変わるステンレス”=インコカラーの展示が行われていました。
ステンレスの色味を変える技術というのはとても珍しく、しかもこのカラーは見る角度によって表情が変化するんです。
まるで金属が生きているみたいで、見ていて飽きませんでした。
さらに驚いたのは、
海のそばでもノーメンテで腐食しない耐久性を実現していること。
この技術は、カラーステンレス展示館や研修施設の外装にも使われているのですが、
錆びたり劣化したりしていないのだそうです。
さすがステンレス・・・!
展示室には、他にも国際家具市で展示されたキッチンなども並んでいて、
デザインと技術が融合した美しい世界に、思わずため息がこぼれました。
こちら職人さんの手仕事なんですよ。
すごい技術ですよねー!!!
ちなみに、あの甲子園球場のネットや上野動物園のネットにも、
クリナップさんのブラックステンレスが使われているんですって⚾
甲子園球場は
「丈夫でメンテナンスいらず」「光を反射しにくくてボールが見やすい」などの理由から選ばれたそうです。
暮らしの中だけでなく、社会のいろんなシーンで活躍するクリナップの技術力に、改めて深い敬意を感じました✨
湯本工場:8割“手仕事”のシンクづくり
次に見学したのは、ステンレスのワークトップやシンクを製造している湯本工場です。
この工場で一番驚いたのは、
クリナップさんの仕事は
機械化8割 手仕事2割が逆転し、作業の約8割が職人さんの手仕事で行われているということ。
湯本工場では『人の技術』が主役でした。
例えば、シンクの成形工程では
「ラクエラ」や「セントロ」など製品ごとに工程が異なります。
ラクエラのシンク製造過程では、3段階のプレス加工が行われ、
まず一段階目でおおよその形に、次にそれぞれの深さや角度を出していき…と進み
その後、シンクと天板の溶接はすべて手作業で、水をかけながら一気に接合されていきます。
もうこのあたり、写真や動画が撮れないのが悔しくなっちゃうくらい
「すごい!!!!」しか言葉がでないっ
(実際見てほしくなっちゃいます)
セントロに変わる前SSの時代の動画ですけれど、
職人技が光る動画を発見したのでご紹介しますね。
工場でも
美しく滑らかな研磨作業、
防音シートの貼付け、木部分との接着まで、
一つ一つが丁寧に手作業で仕上げられていました。
中でも印象的だったのは、
国家資格も持たれている職人さんのお話。
工場内を案内して下さった
渡辺さんという方だったのですが、
この方、凄腕の職人さんで
設置面との隙間が殆ど無いほどスムーズに仕上がっているのですが、
木型にステンレスを当てて、金槌を叩くという手仕事で仕上げた作品なんだとか!!
現場で若手社員の技術の向上のために技術指導をしながら、自らも新しい試作品の制作に挑戦し続けておられるそうです。
入り口前には、そんな職人さんたちの作品が展示されていました。
このような職人の技術を次世代につなげていくために、若手の育成にも力を入れて励まれているのだとか。
ただの“工場”ではなく、
“技術を継承するアトリエ”のような、凛とした空気が漂っていました✨
クリナップ研修センター:海辺のリゾートのような学びの空間
最後にご紹介したいのは、海岸沿いにある「クリナップ研修センター」。
研修施設というよりも、まるでリゾートホテルのような佇まいに、思わずワクワク…!
新入社員さんが入社すると
必ずこちらの研修センターに寝泊まりして、知識を学ばれるそうです。
施設内には宿泊可能なお部屋も用意されていて、
さらに、お風呂の最新モデルも体験できるお部屋があり、
実際に湯船に入れるようになっていました。
(入浴剤やバスグッズのプレゼントまで…!)
すべりにくい床材で、浴槽内にもこの技術が応用されています。
リフォームや介護施設などからのお問合せも多いのだとか!
身体の浮き上がり防止にもなりますし
浴室内での事故防止にも安心ですよね!
浴槽も、足をしっかり伸ばして入っても余裕があるほどゆったりくつろぐことができました
この研修施設は、
実際に見て・触れて・体感できる展示空間になっていて、
「こんな研修施設があるんだ…!」と目からウロコの連続
学びの場でありながら、
「おもてなし」と「くつろぎ」が隅々まで行き届いた空間で、
スタッフ一同、心から楽しませていただきました
忙しいところ時間をいただき、説明して下さった現場の皆様にも
手配から移動、懇親会など楽しませてくださったクリナップ札幌支店の皆様にも
心から感謝感謝です。
<まとめ>
今回の工場見学を通して感じたのは、
「機械だけじゃなく、“人の手”があってこそ、ものづくりは心を持つ」ということ。
世界にひとつだけのキッチン、お風呂。
一棟一棟お客様に合わせて、オーダーメイトで家づくりを行っている私たちの会社にも
ピッタリなキッチンだな、と改めて感じさせていただき
キッチンもお風呂も、
そしてその素材ひとつひとつにも、
“想い”と“技術”が宿っていることを実感させていただき
ますますクリナップさんのキッチン、製品が大好きになった私です。
これからも、そんな想いのこもった製品を、
大切に、お客様にお届けしていけたら嬉しいです。
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最後まで、読んでくださって、本当にありがとうございました!
出張から帰ってうちに帰ってから
キッチンを磨いてしまったさくまでした
クリナップさんの想いが詰まったキッチン、これからも大切に使っていきたいです♪