こんにちは、スタッフのさくまです😃
夏のある日、お客様から
「家の中にアリが…!どうしたらいいですか?」というご連絡をいただきました。
虫を室内で見ることなんて少ない今日この頃…
「この虫、一体どこから入ってきたの?!💦」とあせってしまう気持ち、よ~くわかります…。
実際我が家でも、
トイレに一匹の蟻が居たらしく、5歳の息子が「下のトイレは使わない!!」と…🤣
最近の子供たちは虫に慣れてないし
室内に虫が出ると怖いと思う気持ちもわからなくはないんですが。(蛾だったら私もムリ!!)
今回は、なぜ高気密・高断熱の家でもアリが入ってくるのか?
そして、もし蟻が出た場合にはどう対処すればよいのか?について、
社長が教えてくれましたので、社長の解説をもとにご紹介します✨
気密性の高い住宅なのに、どこからどうやってアリが入ってくるの?
「こんなに気密性の高い家なのに、どうして…?😳」
そう思われる方も多いと思います。
実は、アリの侵入には以下のような理由があります。
🥵 今年の夏は、特に暑いから…
暑い季節、外よりも涼しい家の中は、
アリにとっても“快適な空間”になってしまいます。
さらに、家の中には食べ物がありますよね。
小さな食べこぼしや甘い匂いに、アリはとっても敏感なんです。
🔍 侵入経路はどこ?
もっとも多いのは、基礎と土台の間のわずかな隙間。
キクザワの家では、
この隙間を内側・外側から分厚くコーキングして、極力ふさぐように施工しています。
それでも、木材の“乾燥収縮”によって土台が少し縮むことで、
経年で1〜2ミリ程度のすき間ができることがあるんです。
そこをアリたちは器用に見つけて、
通り道を作ってしまうというわけです。
まずはできる対策を!
🍰 1. 食べ物の管理とお掃除
アリの主な目的は“食べ物”。
テーブルの下、キッチンまわりなどの掃除をこまめにして、
匂いやこぼれにくい環境をつくることが、侵入を防ぐ第一歩です。
💊 2. アリの巣駆除剤を上手に使う
社長のおすすめは、「アリの巣コロリ」などの置き型タイプ。
▶︎ 効果的な設置場所:
・換気ガラリの周辺
・基礎の外周部
・アリを発見した場所の近く
アリがそれを巣に持ち帰って、“巣ごと”駆除してくれる仕組みです。
更に可能であれば外の蟻の巣を見つけて、散布するタイプをかけてやる
通常、1〜3週間ほどで見かけなくなるケースがほとんどです。
💉 プロも使う「アリメツ」
私たち工務店のスタッフでよく使うのが、「アリメツ」という液体タイプの薬剤です。
小さな小皿に少量出して置いておくだけで、
アリが誘引されて巣に持ち帰り、巣全体にしっかり効いてくれる優れもの。
⚠ ただし液体タイプのため、小さなお子さまやペットがいるご家庭では設置場所に十分ご注意ください。
🧽🫧 アリが残した「蟻酸(ぎさん)」の拭き取り方
アリは歩いた場所に“蟻酸(ぎさん)”という匂いの目印を残します。
この匂いが残っていると、他のアリがそれを辿ってまた侵入してくるため、
蟻を見つけた時は拭き掃除も行うことが大切です。
おすすめの拭き取り方法:
・中性洗剤を薄めた水でやさしく拭き取り
・そのあと水拭き → 乾拭きの仕上げでOK!
🌿ハッカ水でアリを寄せ付けない!
天然の虫よけとして人気の「ハッカ水」もおすすめ!
アリの嫌がる香りなので、
換気口のまわりや出入り口の近くにスプレーしておくと効果的です♪
そもそも、虫はゼロにはできないけれど…
高気密・高断熱住宅といえども、
構造上まったくの無隙間にすることはできません。
特に木造住宅は「木」が経年で乾燥してわずかに動き、
それによって生じたすき間から、
アリや小さな虫が入り込むことは実はよくあることなんです。
(※ちなみに、この隙間によりC値(隙間相当面積)に大きく影響を与えるものではありませんのでご安心くださいね)
お困りのときは、いつでもご相談ください
今回のようなアリのご相談、
実はこの時期になると毎年数件いただきます。
まずは今回ご紹介した方法をお試しくださいね。
もしわからないことがあれば、
スタッフが現地にうかがって状況を確認することも可能です😃
✨ おわりに
住まいは、暮らしてからしかわからないことも良くありますよね。
ちょっとしたお困りごとも気軽に相談できる関係でありたいと思っておりますので、
「どうしよう…」と困った時には、
どうぞ安心してご連絡くださいね🍀