北海道住宅新聞社さんの白井社長のFACEBOOKで見つけた記事。以下のリンクをご覧頂きたいと思います。
これは、日本輸入換気システム連盟のコラムです。少し一般の方には難しいかもしれませんが、とても大切な事です。
簡単にいえば、気密性能値いわゆる相当隙間面積(以下、C値)は0.5c㎡/㎡より小さな数字でなければ、第一種熱交換換気システムは本来の機能を十分に発揮できないということです。
お客様が何十万円(ローコストのものでも40万円、高級な機種では100万円以上)も払って導入したものは、実はあまり役に立っていないなんて事になりかねません。
モデルハウスを見に行って、「うちは熱交換換気を採用しているから、省エネなんですよ~」なんて言葉は、C値をきちんと測定して0.5c㎡/㎡以下であることを立証して、初めて言えることなんです。
それを理解して、お客様に説明しているのかな?って疑問に思います。
平成11年の次世代省エネ基準でC値規定ができたのにもかかわらず、それがいつの間にか撤廃されてしまいました。最新の平成28年度省エネ基準においても、C値の規定がされていないということが不思議で、なにか大きな別の力を感じないわけでもありませんが、気密性能を高めるということは、とってもとっても大切な事なのです。
外皮平均熱貫流率(UA値)は、設計上の計算でしかありません。C値は建てた家の実際の成績表なのです。
ですから、完成後の全棟気密測定は、真の住宅性能を確認する上で、必須条件だと考えています。そして、C値0.5c㎡/㎡以下であるという事を保証できなければ、高断熱高気密だとか健康住宅だとか謳うべきではないと考えています。
■気密測定状況
■気密試験結果の一部