久々のブログです。忙しさにかまけてさぼっておりました(汗!)
写真を2枚ご覧下さい。
2枚とも無落雪型の勾配屋根ですが、一方は全くつららができていない(正確には細~いのが1本ありますが。。。)
もう一方はつららだらけ。。。まるで昭和の建物みたいですね。
この2軒は100mも離れていません。撮影も同じ日。気候的にはほぼ同じ環境です。なのに。
今更ですが、つららができる理由は、
①気密が悪く、部屋の空気が大量に屋根裏に逃げているため
②天井裏の断熱材が薄く、屋根裏に部屋の温度が伝わりやすくなっている
③屋根裏の換気が悪く、断熱材を通して逃げた若干の熱がこもってしまっている
いずれも屋根裏の温度が高いため、下から屋根に積もった雪を溶かしてつららになっている現象です。
つららのない方は、天井裏の吹込断熱材が500mm、気密性能も0.3cm2/m2を切る数値で、軒先及び棟の換気もしっかりと施工しています。
結果として、上記の3つの理由には縁もゆかりもない。だからつららができないんですね。
今どきつららだらけの住宅を見る事は少ないですが、折角の新築住宅。つららができる家≒暖かくない家です。
皆さん慎重になりましょうね。