知り合いの知り合いの話。
東京の大手町。都心のど真ん中に本社を構える某大手ハウスメーカーで検討中とのこと。
聞くと、壁の断熱はグラスウール100mmらしい。基礎や床、天井などの断熱仕様はわからないが、今どき100mmとは。。。一応サッシはトリプルガラスみたい。UA値はわからないと言っているようだが、2地域の0.46はクリアしている様。C値は1.0は切れると営業の方は仰っている。エネファーム(家庭用燃料電池)を採用しているので、ランニングコストはかなり低いという。
エネファームというシステム自体、悪いものではなくガスで発電し、ランニングコストを節減できるシステム。更にオプションをつけると停電の際に、発電してくれるという優れもの。インフラが飛んでも大丈夫。
だからUA値が0.46程度でも、しっかりとランニングコストが低いお家を建てることができる。
でもどうなんでしょうね。補助金を受けても200万円以上のイニシャルコストがかかるはず。機械なので壊れる可能性もあり。壊れたら修理費は結構な金額になるはず。
だったら、100mm断熱に200mm以上付加断熱をして、300mm超クラスの断熱性能でUA値は0.2前後になる。
それだけやっても200万円も高くならない。
計算した事は無いが、ランニングコストはかえって低くなるんじゃないかな。建物の基本性能にお金を掛けた方が良いと思うのだが。基本性能は機械と違って壊れないし。。。
エネファームにしてもコレモにしても、マイホーム発電型の機器って、決して悪いものではなく、しっかりとした省エネ機器なんですよね~
だけど。家の断熱気密性能が良くなれば良くなるほど、効果が少なくなってしまうもの。
逆の性能であればしっかりと効果が出てくるシロモノ。ということなんです。
お金を掛ける優先順位を間違えちゃいけません。
①住宅の断熱気密性能をアップ
②太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用やエネファームなどのコージェネシステムの採用
この順番を忘れませんように。