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新春のご挨拶~2020年に寄せて~

2020年01月01日

新年あけましておめでとうございます。

素敵な2020年を迎えることができましたでしょうか。

2019年は平成から令和に年号が変わり、気持ちを新たにできました。ルールも知らず全く興味の無かったラグビーに熱狂し、消費増税も有りと日本全体がいろいろと変化した年でした。
そして、何よりも忘れてはならないのが、台風15号と19号です。今年は巨大地震と言われる多くの人の命を奪うような震災はありませんでしたが、この2つの台風で本州にお住まいの方は、大変辛い思いをされたことでしょう。

いまの日本では地震・巨大台風などの自然災害は、いつどこで発生してもおかしくない状況です。
近年、北海道に上陸する台風も増えつつあります。

北海道に台風は殆ど来ないという概念は取り去った方が良いでしょう。

根本的な問題として、巨大台風が発生する要因のひとつに海水温の上昇があると言われています。海水温が高いから、海水が大量に蒸発し台風を巨大化させるということです。

その原因が地球温暖化なのです。少しでも台風を巨大化させないために我々ができる事は何なのか。

先般COP25においてパリ協定の実効性を問われました。更に環境活動家グレタトゥンベリさんが時の人となり、彼女の思想や活動に関して「是」「非」が問われていますが、世界中で刺激になったことは間違いないことと思います。

パリ協定を批准した日本は、2030年度までに、2013年度比で、温室効果ガスの排出を26%削減し、2050年には、80%削減する目標を掲げています。
この目標に対して私達ができる事はなんでしょう。わが日本では全温室効果ガス排出量の1/3を民生部門で排出しています。つまり如何に一般家庭での排出量が多いことか。これらを削減することで大きな効果をもたらすのです。
温室効果ガスを削減すること(地球温暖化防止する事)は、大きな犠牲や不便さも伴うと言われていますが、住宅業界の私達が、超高気密超高断熱住宅を創る事によって、犠牲と不便をそれほど伴わずに、大きな効果をもたらすことができるということを、私達業界人は会社の規模拡大やシェア拡大以前にもっと考えていくべきだと思います。

 

2020年も地球に優しくエコロジー、お財布にやさしくエコノミー、かつ耐震性が担保できる長期優良住宅を創り続け、社を地域リーダーとしてより進化させ、企業寿命の短い業界の中で、永遠に存続できる企業体質、経営基盤を築いていきたいと考えております。

本年も社員一同、「住まいはお客様と共に創りあげるもの」という社是のもと、奮励努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

皆様にとっても素敵な年でありますように。

株式会社キクザワ代表取締役菊澤里志