北海道の恵庭市以南で、いの一番のJIO登録のBELS評価書頂きました。
BELSって何?
詳しくは、次回のブログで。。。
2016年10月25日
北海道の恵庭市以南で、いの一番のJIO登録のBELS評価書頂きました。
BELSって何?
詳しくは、次回のブログで。。。
2016年10月04日
断熱気密耐震改修工事現場にて。。。
あらためて気密の大切さと断熱材の入れ方の大切さを痛感した次第です。
写真の建物は昭和60年新築の物件です。今回ご縁があり、お客様のお住まいを断熱気密耐震改修をさせて頂くことになりました。大規模な改修ですので、既存の天井と壁は剥がします。
実を言うとこの家は平成3年に増築をしています。
下の写真をご覧下さい。
左側は平成3年増築した部分、右側が昭和60年に新築した部分です(新築と増築は施工業者さんが違います。キクザワではありません)
グラスウールの入れ方に大きな違いを感じませんでしょうか。
左側はシワが入るほど無理矢理突っ込んでいます。右側は隙間なくきれいに入っています。なんと、古い方がきれいに入れてあります(気密に関しても古い方がきちんと施工してありました)
当時の施工としては、業者さんの凄さがわかります。ものすごくきれいに入っています。
左側の部分に黒ずみがあるのがわかると思います。それらはグラスウールを押し込んだように入っている周辺に存在します。これは何かといいますと、「埃」なのです。よくこの黒ずみは「結露の痕跡」という方がいますが、室内側ですので違います。結露は外壁側で発生するのです。
何故断熱材の中に「埃」が付着しているのか。建物の気密が悪く、隙間から壁の中に向けて室内の空気が漏気して走り回ることによって付着するするのです。ということは、気密が低いため、暖房で一生懸命暖めた空気が壁の中に漏れているということ。つまりいくら暖房してもその空気は逃げていってるという事です。
気密の大切さがわかりますね。
新築した業者さんは、きちんと気密を確保していたということ。万が一壁の中に空気が入ったとしてもグラスウールをきちんと入れているため、空気が走り回ることが出来ず埃が付着しづらい施工をしていたということです。
当時このようなきちんとした施工をしている会社は殆どなかったのですが、しっかりと設計も施工も理論通り施工していた会社だったかということですね。
今の時代でも、グラスウールを左側の写真のようにぐちゃぐちゃと押し込むように入れる会社はいっぱい存在します。
これから住宅を新築・増改築される方は、外観内観のセンスや価格だけにとらわれずに、施工現場を必ず見てから、検討して頂きたいですね。
【性能の良い断熱材を使用しているから暖かい】というのは大きな間違い。それは超高気密とセットになってはじめて効果を発揮するのです
■シワの廻りや木材の廻りをきちんと密実に入れていないため空気が走り、その廻りに埃が付着している
■当時としてはきれいに入れているため、写真ではわからないが気密もしっかりしていたため、埃が付着していない
2016年09月03日
久々のブログです。少しあたふたしており、更新をさぼっておりましたm(_ _)m
最近あらためて感じた事を書きますね。
自分は梅干しが大好物。出汁が入っていて甘いものではなく、ホントにただしょっぱくて酸っぱい梅干しが大好きなんです。
お店にはなかなかそういう梅干しが売っていないんです。今まではどうしていたかというと、義母が作ってくれた梅干し(これがまたうまい!!義母はまだ元気です)を少しずつ食していたのですが、それがほぼ無くなりかけて心細くなってきたのが、昨年。
平成26年にお引き渡しをしたお客様のメンテでお伺いしたところ、ちょうど梅干しを干しているところ。
冷静に考えれば、当たり前なのでしょうが、その時感じたのは「北海道でも梅干しって作れるんだ」と。。。
「少し持って行くかい」と言われ、0.5秒も待たずに「頂きます!!」
頂いた梅干し。これがまたうまい!!すぐに無くなってしまいました。
今年になって、「自分にも作れるんじゃないか」と思い、いろいろネットでレシピを探しまくり。いろいろ出てきましたが、殆ど基本は一緒。
梅の時期が来て、紀州の梅と群馬の梅をネットで購入しました。梅って高いんですね。全部で8kg購入したんですが、初めてだからはね品でいいだろうとということで、それでも5800円。きれいな梅だったら、その2倍以上するんです。漬ける樽やらなんやらいろいろ備品を揃えていく全部で1万5千円弱かかってしまいました。
それだけお金かけたんだから真剣に。基本に則って、心を込めて手をかけましたよ。
やり始めから1ヵ月半。見た目はいい感じで出来ました。食してみると、しょっぱいけど酸っぱい。でも美味しい!!やっぱり【基本に則って手をかけることと心を込める事】って大切なんだなぁ~と改めて思い起こす次第。
更に、最近、現在建築中のお客様から、自家製梅干しを頂きました。それもまた美味しい。おそらく手をかけてつくられたんだと思います。
同じような話で、家内からの指令で、今年庭で大きなトマトを作りました。たくさん出来たので、トマトピューレをつくる事に。
私は料理は全くしない(出来ない!?)のですが、じっくりと鍋をかき混ぜるようにと指令有り。心を込めてじっくりと混ぜているととってもいい感じのピューレが出来上がりました。
なんでも一緒なんですね。【人が手(手間)をかけて心を込めると、良いものが出来る】ということ。
住宅もそうです。担当者が思い入れをして、手をかけ時間をかけてプランする。見積もりする。打ち合わせする。大工さんを筆頭とした職人さん達が、同じく手をかけ心を込めれば、とっても良い家ができるんだと思います。
裏を返せば、推して知るべしなのかな。。。
私達も更に、手と心に磨きをかけて、良い住まいづくりをしていこうと思います。
私が手塩にかけた梅干し。見た目はかなり悪いです。が!!! しょっぱいけどすっぱくて美味しいですよ。
2016年08月11日
今更ですが、超高断熱住宅ってすごいデスね。
北海道に住んでいるお客様も、工務店も、どちらかというと夏の暑さより、冬の暖かさや家の燃費を気にする傾向が強いですね。
事実、私も超高断熱住宅は夏も涼しいという事はわかっていましたが、冬のことばかり考える傾向でした。
しかし、最近の北海道の夏、特に昼間は30年くらい前の関東とさほど変わらない暑さではないでしょうか(緯度が高いので、昼間は暑くても、朝晩は涼しくなりますが。。。)
この暑さで、改めて体感しました。超高断熱住宅のすばらしさを。。。
ページの下の写真をご覧頂くとわかるのですが(8/4のデータです)
日向の外気温 35.1℃
日陰の外気温 30.6℃
弊社事務所室温 32.2℃
(断熱性能はほぼ平成25年基準と同等)
弊社モデルハウス室温 27.9℃
(札幌市次世代住宅基準におけるトップランナーレベルと同等性能、UA値1.8 C値0.26)
考察すると、今一般的に建てられている性能の住宅(平成25年基準若しくは平成28年基準)では、 外気温より家の中が暑い。その性能をはるかにに上まわる性能の住宅(キクザワの標準的な住宅)になると、夏の外気温より家の中の方が涼しい。という結果になります。
実際に生活した場合は、モデルハウスの27.9℃という室温は、家電品が入ったり、人がいるということで室温上昇の要因が出てきますが、ナイトバージ(本ページ下に説明あり)をする事ができます。それをする事によって、大きく室温を下げられるので、昼間の室温はもっと下げられると思います。
弊社のお客様から頂いたメールには、
「江別でも29.2℃まで気温は上がりましたが、室内はエアコンなしで24.6℃で、4℃以上低かったです」との事でした。
実際の生活からコメント頂けると嬉しいですね~
※ナイトバージとは……夏の昼間に建物内部・躯体に蓄積された熱を、夕方から朝方にかけて外に排出し、外の涼しくなった空気を室内に取り入れることで冷房負荷を軽減する方法。この方法は北海道のように昼間暑くても、朝晩が涼しい地域で、超高断熱高気密住宅でなければ効果は極めて少なくなる。
■8/4 日向の外気温
■8/4 日陰の外気温
■弊社事務所 室温
■弊社モデルハウス 室温
2016年08月02日
自分は、この仕事(住宅産業)に携わって32年目となります。
遊んでばかりいた学生生活を終えて、最初に就職したハウスメーカー(関東地区)では、営業と設計に携わりました。
営業をしていた頃は、上司から「お客様と出会ってから、打合せ3回目で契約する事を目標に仕事をしなさい」と指示を受けていました。当然3回目で契約なんでできっこありませんが、早いときは5回位、遅くとも7回目位で契約に至っていたと思います。
朝礼では、「売って売って売りまくれ」と言われ、何件契約したのかが会社の評価でした。でも、営業職である以上それは当たり前ですよね。
設計にも携わりましたが、【単純な形で単純な間取り、収納を少なく】が必須条件でした。なぜなら、見積が【坪○○万円+オプション○○万円】という手法でしたので、条件が上記のような条件で設計すると、原価を抑えることが可能となり、会社の利益が増えたのです。それも巨大な会社を維持していく為には、必要なことだと思います。
そんな設計ですから、金太郎飴住宅の大量生産。
仕事をしていて楽しいわけがないので、その会社は退職。
でも、今の私がこうしていられるのは、この会社に就職できたからだと思っています。この会社の創業社長とは未だにSNS上で交流させて頂いておりますし、尊敬できる方です。
次に就職したのが、同じく関東のパワービルダー。その頃はバブル景気真っ只中で、イケイケ状態でしたね。
私は現場管理をやりたくて、就職しました。開けてびっくり。とにかく早期着工、早期完成、早期集金が目標で、当然のごとく大工さんは皆外注。営業や設計からまわってきた引き継ぎ書類には、通達忘れみたいなこともたまにあって、お客様に「営業に伝えておいたとおりになっていない」という指摘もありました。
どちらの会社も、【営業で家を売る】という意味では同じでしたね。
そして、今の会社。事務所内には営業マンは一人もいません。
どうやって仕事を見つけ出すのか……
住まいを売るのではなく、作るのでもない。お客様と共にライススタイルを創造し、創り上げるものを創造し、自社大工が創る。
お客様も担当者も現場の人たちも、みんなが楽しみながら。
そうすれば、良い住まいが出来上がる。
こうやって会社の特徴を出して差別化をすれば、営業社員を雇用して家を売らなくても、創ることができるんですね。
キクザワの社是
「住まいはお客様と共に創り上げるもの」
……住宅は売りさばくものではない。また大量販売するものでもない。規格住宅に、お客様のライフスタイルを合わせて頂くのではなく、私達がお客様のライフスタイルを見抜き、またお客様と相談しながら楽しみながら時間をたっぷりとかけ家創りをしていくことが基本である。