1. HOME
  2. 邸別事例YOURSTORY
  3. イメージを実現でき、後悔のない理想の家になりました。
   
イメージを実現でき、後悔のない理想の家になりました。
一棟の家が完成するまでには,そのお客さまだけの物語があります。
「家づくりの過程の中で悩んだこと、心配だったこと、嬉しかったこと、よかったこと… 実際に家を建てて住んでいる方の物語は、見えない誰かの参考になるはず。」-こんな思いから、実際にキクザワで家を建てたお客様のおうちを訪問させてだき、お客さまだけの家作りのストーリーをじっくりと伺うこの企画!
今回インタビューさせていただいたのは、2023年に札幌市豊平区にて家づくりを行ったK様。
ご家族の家づくりに込められた思いとはどんなものだったのでしょうか?
<住宅概要>
家族構成  ご主人様(40代) 
      奥様  (40代)お子さん
施工場所  札幌市  
施工年月日 2023年3月~2023年9月
施工期間  約6か月


住まいにとって大切な事を考え、総合的に優れた会社を選びたいと思いました。
今日はありがとうございます。家づくりの経緯について、教えていただけますか?


ご主人「子どもが生まれ、マンションが少し手狭に感じてきたので、家を建てることを検討し始めたんですが、実は、キクザワさんと商談を始める前に他社さんで話を進めていて、初回お話を聞くまでは、ほぼそちらにお願いしようと決めていたんですよね。
でも、打ち合わせお見積りをもらってお話した時に、夫婦お互いに『これはキクザワさんだね』と感じて、お願いする方向になりました。


ーそうだったんですね、うちの会社を知ったきっかけは何でしょうか?

奥様「私の親族がキクザワさんで家を建てたんですよね。そこで紹介してもらったのが一番最初に知ったきっかけになりました。
若干距離があるのでZoomを通して色々教えてもらっていたんですが、親族が住宅性能などの家づくりについて詳しいので、主人と盛り上がって第一種換気・第三種換気のメリットデメリットについてなどマニアックな話になり…(笑) 途中から私は抜けて、男性陣に任せました(笑)」


 ー(笑)! K様が住宅性能や構造のことなどにお詳しいのは、ご親族とのやりとりも大きかったんのですね。
他社さんでほぼ決めていた状況からうちの会社へ、と変更したのは大きな決心だったと思うんですが、具体的に、どういった理由だったか聞いても良いですか?

ご主人「一言で言ってしまうと『同じ金額で建てられる家のレベル』です。
迷っていたビルダーさんは、耐震等級3、太陽光については同じだったんですけど、オシャレ度は次元が違いましたし、気密性・断熱性という住宅性能の譲れない部分でもキクザワさんが上でしたね。
断熱・気密・耐震・太陽光・デザイン、アフターケア…家で大切な事を総合的に考えて何かがすごく劣っている部分がある、ということは避けたかったんです。
そして、耐震等級については、許容応力度計算を行った上で耐震等級3である事が必須と考えていました。」

ーなるほど。家づくりを色々勉強された上で、総合的に判断して、弊社に決めて下さったのですね。
オープンハウスに何度も足を運び、自宅の構想を練っていきました。
ーその後家づくりのスピード感としては、トントンと進んでいったのでしょうか?

ご主人「一番最初にキクザワさんに行った時は、コロナ禍の時期で子どもが二歳くらいの時だったような気がするので、完成までに3年はかかっていると思います。
その間、オープンハウスにはほぼ毎回参加させてもらいました。」



奥様「色々なおうちを見て参考にさせてもらいました。
例えば、最初塗り壁は必ず使いたいと思ってなくて、オープンハウスに参加しはじめた当初、見ると『良いね、素敵だね』と感じていたんですが、それを自分の家に使いたいかというと、お互いに絶対条件にはなってこなかったというか…」

ご主人「でも、オープンハウスを通して、続けて五棟以上キクザワさんの家を見ていくと、塗り壁の魅力に気づくんですよね。
結果的に個室にはクロスを使いましたが、パブリックなスペースはほぼ塗り壁としました。良かったと思います。
土地探しも含めて時間をかけて進めた家づくりですが、打ち合わせから、実際に工事が始まってからは内容が一気に濃くなりましたね。」

ー時間をかけてオープンハウスを見ながら、ご自宅でやりたいことの計画を立てていかれた、という形だったんですね。
キッチンが一番のこだわりポイント!一目惚れのキッチンに合わせてリビングも広々と。
ー家づくりを進める中で、こだわった点を教えていただけますか?

ご主人「せっかくマンションから引っ越すのであれば、家の大きさを優先したいと思っていました。」

奥様「そうですね、広さ自体にこだわりがあったというよりは、リビングを一番広くしたいという希望はあったんですけど、そうするといろんな部屋の形が変わってきちゃうので、無理しない作りにしたい、 でも、リビングを広くした分、ランドリースペースや洗面所がすごく小さくなるというのはちょっとな…と色々考えていくと、結果的に家が大きくなったということなんですよね。」


ーなるほど、リビングに合わせて、バランスを考えて家を作っていった結果…という流れだったのですね。

ご主人「まず最初にこのキッチンを決めていた、というのが広さにこだわった理由でもあります。
これは他社さんで話を進める前にすでに決めていたもので、『家を建てよう』とネットで色々検索しはじめた時に、偶然このキッチンを見つけて、新居に使いたいと思いました。
だから、このキッチンが入る大きさで家を作ろう、と。ここから間取りづくりが始まったんです。」

奥様「マンションで二人並んで同時にキッチンに立っていると、もう身動きが取れなかったんですよね。料理を作りながら、『よけて、よけて!』みたいな(笑)。なので、絶対的に二人がすれ違っても大丈夫な幅にしたい!と。」

ご主人「うちは僕も料理を作るので。仕事で作ることに関わっているという事もあるんですが、スイーツ関係以外は一通りの料理を作れます。人を招いて料理をふるまう事もありますし、店舗のレシピを考えることもありますよ」

ーお仕事としてもキッチンを良く使われるのですね!確かに、グラフテクトのキッチンは広々で機能的ですし、スタイリッシュでインテリアとしてもかっこいいキッチンですよね。共通のこだわりのキッチン、料理がさらにおいしく作れちゃいそうですね!
家の広さと、家が収まる敷地については十分に検討を重ねた
―家が大きくなると、それに合わせて広い敷地も必要になりますよね。土地は最初から決まっていたんでしょうか?


ご主人「いえ、最初は他の土地で検討していて、設計担当の部長とやりとりしながら進めました」

ー担当の部長は、土地探しや設計の面で気を付けたことはありますか?



部長「正直こちらの配置計画は難しかったです(笑)。
最初にKさんが見つけてきてくれた土地は別のところだったんですけど、そちらもなかなか難しく設計しにくくて、敷地内に車を停める時の転回などの条件も厳しかったので『ここは辞めておいた方がいいかもしれないですね』と話してやめてもらって、次に見つけてもらったのが今の土地です。
広い家なので、この土地に対してこの家が入るのか?というところが大変でした。
土地の裏側に法面がついているのが難しかったですね。その後、法面を削る場合1m以上になると補強が要るけど1m以内であれば可能、ということが分かってプランに進みました。
なので、この土地に対して家が入るかどうかは何度も現地に足を運んで、こうすればどうだろうかという事を考えていきました。
あとはお客さんのこだわりを、できる限り実現できるように、と設計を考えましたね」

ー広さと、土地と、一つ一つ進めていった形だったのですね。

3Dパースも活用し、言語化しにくい細かなイメージを共有していきました
 ープランの決定まででこだわった点はありますか?

ご主人「住宅性能面と土地探しについては僕が担当して、内装や間取りに関しては妻が担当、という感じで分業して家づくりを考えました。
だからリビングや一階については割と希望を伝えましたけど、担当してもらったところにはそんなに口を出さずという感じで、分けて考えましたね。一階は二人で意見を出し合って、二階の個室はお互いに好きなように考えました。」


奥様「電気配線は二人で考えましたが、間取りや造作・内装は私が担当していたので、イメージを伝えるために3Dのパースを描いて伝えたりしたんですよね。
なかなかうまく言葉で説明できなくて、頭で考えているイメージを、主人や部長に伝えるのにパースを描いて伝えるのが一番わかりやすいかなと思ったんです。 『これがきっとこうなると思うので、こういう風にしたいです』というのを3Dパースを使って説明しました。」

ーこのパースの完成度、めちゃくちゃすごいですね!びっくりしました。奥様はこういった作業が得意なんですね!

奥様「好きではあります(笑)。
パースを描くのは時間がかかりましたけど、家を建てることってやっぱり一生で一回のことなので、やっぱり失敗したくない、とは思っていて。
このソフトはパソコンの画面だと画面上で歩く事もできるので、わかりやすいんですよね。部長にも見てもらいながらイメージをすり合わせして設計に反映してもらいました。」

ープランの確定も、二人三脚で進めていった形だったんですね。 ほかに、プランや間取りでここだけは!とこだわったところはありますか?

奥様「私の部屋と主人の部屋の配置は、お互いの生活の時間帯が違うので離れた位置に設計してもらったことですかね。在宅での仕事もあるので…。そういう点で、吹抜けは見る分には良いなと思うんですが、音の問題があって我が家では見送りました。
子どもが起きている時間は、リビングで家族で楽しく過ごし、寝た後はそれぞれ個室で自分の時間を楽しめるように考えて間取りに反映してもらっています」

ご主人「個室はお互い好きなように考えたよね。僕はなるべく暗い部屋の方が落ち着くので、ダークトーンでまとめて、なるべく暗くしています。多分、キクザワさん至上初こんなに暗い部屋は初めてだったんじゃないですかね(笑)。
あとは靴が好きなので、シューズクローゼットやクローゼットのスペースにはこだわりました。」


奥様「そう考えるとクローゼットはお互いにこだわった場所かもしれないですね。私の方は、海外ドラマで見たクローゼットに憧れて、こういう風にしたい!とイメージを伝えて、そういう風に作ってもらいました。」
良い、悪いをはっきりと伝えてくれる関係性が良かった
ー設計担当の部長とのやりとりで印象に残っていることはありますか?

ご主人「うちが言った要望は、結構多かったし多岐に渡ったと思うんですね。内装はこれが良い、中にはこれを使いたい、というようなことを結構、あれこれ伝えたんですけど、部長はそういった一つ一つの要望に関して、ダメなことはダメ、とはっきり言ってくれたんですよ。『それはやめた方が良いと思いますよ』と」


奥様「最初に検討していた他社さんは、結構何に対しても『いいですね』と肯定してくれるような感じで進めていて、そういう家づくりが良い方もいるとは思うんですけど、私たちにとっては、きちんとダメなものはダメとはっきり教えてくれるほうが良かったと思っています」

ーなるほど。

奥様「例えば、キッチンの床材は店舗用のフロアタイルを使っているんですが、一番最初はタイルを使いたかったんですよね。
その後の打ち合わせで、『タイルは割れることがある』と聞いて一度は止めたんですが、現場が進んで出来上がってきたのを見ると、やっぱりタイルが素敵だな…と思いはじめて、『やっぱりタイルに出来ないでしょうか?』と相談したんです。 その時に部長が、今からでもできるけれど、すでに工事が進んでいたので室内に段差ができてしまうことや、角の加工を行う事でタイルが割れる可能性があるということを説明してくれて、『将来後悔するからやめた方が良いと思いますよ』とアドバイスをくれて冷静になれました。
確かに、子どもが小さくて何か落とす可能性もありますし、その時に割れたままにするのは嫌だなと。結果的にこのフロアタイルで良かったと思っています。

家づくりの中で色々希望が膨らんで、やりたいことは増えていくんですが、その時に機能性をしっかり考えながらバランスをとって進めていくっていうことが大事だなと思いました」

ー冷静に、良い点・悪い点を総合的に考えることが大切、ということですね。納得です。
現場からのアドバイスも参考に進めた家づくりに満足しています。
奥様「あとは、造作的な部分でやっぱりキクザワさんの造作は細かく自由度が高くってびっくりしました。細かく決められることが多くて、皆さんどうやって考えているんだろうと思う事もあったんですけど(笑)」

ご主人「現場で、大工さんと部長と我々と、みんなで話しあったよね」

部長「奥さんのクローゼットですよね」

奥様「そうそう!私のクローゼットは、海外ドラマのようにしたかったんですね。

部長に最初相談した時には、奥行きが60cmくらいあるので、支えるためには金物が必要になると、支えが何か必要になると言われたんです。じゃないと手前に転んじゃうよと。でも、見ていたクローゼットのデザインには、そういった支えが入っていなかったので…支えが無いようなデザインにしたかったんですよね」

部長「この時は本当に現場サイドから大工さんがアイディアをくれたと思いますね。みんなで話しあいながら、大工さんが『こういう方法だったらどう?』と提案してくれて、奥さんのイメージが形になりました」

奥様「おかげさまでお気に入りです。私の書斎についても、パースでイメージした通りになって、とても気に入っています」

ご主人「そういった工夫の面で言えば、こうしたいな、というこだわりに対して、我々の考えを汲み取ってくれて、こうしたらもっと良くなるという方法を提案してもらいましたね。
二階にはフリースペースがあるんですが、元々はずっと壁の予定だったんですけど、この壁を少し開けて、光を取ると明るくなるんじゃないか、と部長が提案してくれてこうなったんです。そういった提案が無かったら二階の子供部屋の間取りも全然違ったと思いますし、広さについてもより良い方法を考えて下さったというか。」

部長「今回、間接照明も結構こだわりましたよね。
奥さんから、こういう風に間接照明を入れたいと3Dパースを見せてもらってイメージを把握した後に、コーブ照明の遮光板を何センチ位まで伸ばせば、リビング端に立った時にも目に直接光源が入らないかについて検討して。
逆に、テレビのコーニス照明については構造的に天井面に埋め込むことは難しかったので、幕板を一枚つけさせてもらったんですが、そういった意味で、できない部分に関しては相談してお客さんにも協力してもらいながら進んだ現場だったなと思います。楽しかったですよ」

奥様「わぁ!はじめて聞けました!嬉しいです。
家はとても快適です。私は、打ち合わせがなくなってちょっと寂しいなぁと思う事もありますね」

ご主人「後悔しない家づくりについて色々アドバイスをもらえて、感謝しかないですね。
うちらは結構こうしたいああしたいという事を伝えさせてもらったので、あぁすればよかったという後悔も無く満足してます。今は外構の工事を行っているので、これからも手をかけていくつもりです。
あとは、一年に一度のキクザワ感謝祭に行くのを楽しみにしているので、今年も楽しみにしていますよ。」

ーありがとうございます! またご家族皆さんでの、ご来場をスタッフ一同、お待ちしていますね!


上部スライドショーでは、雑誌では掲載していない写真も公開しています。素敵な一棟をぜひご覧くださいね!
message from Kikuzawa
部長 菊澤久志より
「楽しい思い出が一杯の現場でした。やっぱり、お客さんと大工さんと現場でみっちり打ち合わせした奥さんのクローゼットが一番印象に残っていますが、他だと、YouTubeを見て勉強したダイニングの縦格子の天井も頑張りましたね。
(YouTubeには肝心の作り方は載っていなかったので、釘を見せないようにおさめるにはどうやったらいいのか、かなり悩みました)
新築のお引き渡し後に別の物件でご相談いただいていたので、打ち合わせ期間も長かったですよね、会えないのが寂しいです。なので、また工事のご依頼をお待ちしています(笑)」


棟梁 田中郁晴より
「お客さんとたくさん話して仲良くなれた現場でした。
現場のことももちろんですが、世間話も色々しながら、和やかに進んだなと思います。
家は、やっぱり大きい!(笑)
一棟で二棟分くらいのボリュームがあったので作業的には大変なこともあったけど、話しやすく聞きやすいお客さんなので、現場に来てくれた時にその場で決めてくれたり、翌日来てくれた時に教えてもらったりしながらスムーズに進められました。
ダイニング天井の格子は上手く収まったと思ってます。
これからも、家の事で、メンテナンスや困ったことがあればいつでも相談してください!」


大工 奥山勝也より
「郁晴さんと同じになりますが、とにかく大きい家でした(笑)!
明るく豪快なお客さんという印象があって、来てくれるたびに皆さんの嬉しそうな笑顔を見られたのが嬉しかったです。
自分の仕事としては、二階のご主人さんのお部屋で、クローゼットの引き戸の床にレールを埋め込むための溝を彫ってあるんですけど、ここは上手く収まったなと思ってます。
テレビ台の取り付け作業の時は、絶対に失敗できないと地味に緊張してました~(笑)
差し入れなどもありがとうございました。美味しかったです!また感謝祭で会いましょう!」